2006年07月11日

FINAL イタリア×フランス

いよいよ迎えたマッチナンバー64。
この大会最後の戦いにして、
最強国の名を賭けた戦い。
オーストラリア、ウクライナ、ドイツを下し上がってきた
24年ぶりの優勝を目指すイタリアと
スペイン、ブラジル、ポルトガルを下し
8年ぶりの優勝を目指すフランス。
まずはイタリアのスタメンから
        トニ
       トッティ
ペロッタ          カモラネージ
     ピルロ ガットゥーゾ
グロッソ          ザンブロッタ
   マテラッティ カンナバーロ
       ブッフォン
システムは4−4−1−1。
現時点で考えられるベストメンバーだろう。
試合前はガットゥーゾがジダンをマークする様なことを
書いている所もあったが、実際はケースバイケースで、
ピルロが見る時もあればガットゥーゾが見る時もあるという感じだった。
     アンリ
マルダ  ジダン  リベリ
   ビエラ  マケレレ
アビダル      サニョル
   ギャラス テュラム
     バルテズ
こちらもいつもの同じ4−5−1。
フランスの方は大会前から年齢からくる
フィジカル的な問題も指摘されたが、
怪我人もなくベストメンバーと呼んでいい
メンバーが揃ったと思う。


試合開始
希望、不安、緊張感、期待感など様々な物が入り混じった
決勝戦独特の雰囲気に包まれホイッスルが鳴る。
しかしやはり何が起こるかわからないのがW杯。
センターサークル付近でアンリが横を見ながら走り抜けようと
したところアンリのアゴにカンナバーロの肩が入ってしまい
アンリは脳震盪をおこしてしまいピッチの外へ。
そのまま交代か?と思わせるほど衝突直後は足元が覚束なかったが
治療を受け数分後フランスファンの歓声と共に
ピッチへ戻りその後もプレーを続けた。
そして波乱の幕開けとなった決勝戦は
4分にザンブロッタがイエローを受けた後更に加速し
5分左サイドからペナルティエリア左へ切り込んできたマルダを
マテラッツィが倒しファール!フランスPK獲得!!
これをジダンがゴール右へチョップキックでふわりと浮かすと
ブッフォンは左へ飛びそのままゴールへと思ったら
バー直撃!ボールはそのままピッチに叩きつけられ再びバーに当たり
ゴール外へ出るも、叩きつけられた時にしっかりラインを割っており
ゴール!フランス先制!!イタリア0−1フランス
この場面でこのプレーをインスピレーションし
更に実行へ移せるというのはやはり経験を積み重ねた
ベテラン選手の揃うフランスを象徴する様なゴールだった。
11分サニョルがイエローを受ける
そして堅守の両チームだけに先制点が入ったら
無理に攻めずなかなか崩せない展開が続くであろうと
予想していたが18分ピルロの右コーナーキックから
ファーに居たマテラッツィが競ったビエラの上からヘッドを叩きつけ
ボールはバルテズ、リベリの上を抜けゴール!!
イタリア同点!フランス1−1イタリア
マテラッツィが自らのファールを帳消しにする
13分後の同点劇だった。
27分ピルロの右コーナーキックへ再びマテラッツィが合わせ
ボールは枠内へ飛ぶもこれはテュラムがクリアする。
フランスは18分の時とほぼ同じ形を作られ
あわやという場面を迎え、セットプレー時の守備を
修正できていないというかピルロのキックの精度を
マテラッツィの高さに打つ手無しという感じで、
35分にも再びコーナーキックからピルロ→マテラッツィのラインで
バー直撃という場面を作られ肝を冷やした
イタリアからすればセットプレーに活路を見出し
直接ゴールで向かわなくても、サイド攻撃からコーナーキックを
獲得できればそちらの方がゴールへの近道ではないかと思わせるほどだった。
そして44分にトッティがペナルティエリア左前約30mからの
フリーキックを外したあとロスタイム2分を消費し
前半終了

 ここまで両チーム得点はしたものの流れのなかでは決定機を作れず、
そうなると必然的に得点の可能性はセットプレーしかなくなる様に
得点は全てセットプレーからだった。
しかしフランスの場合はセットプレーとは言え
PKで実質FKやCKの制空権はイタリアが握り
また運動量も多く守備も安定し、前半はイタリアペースと言って
良かったのではないか。
しかしイタリアもトッティが全くと言って良いほどボールに触れず
流れの中ではチャンスが生まれそうな感じはなかった。

後半開始
タイスコアでは動きにくいこともあって、
メンバー交代は無く後半が始まった。
そんな中立ち上がり1分にアンリがボールを受けると
ドリブルで3人かわしペナルティエリア内左角付近から
シュートするもこれはブッフォンキャッチ。
カンナバーロとの接触でダメージが心配されたが、
それを感じさせずこの大会を通じてもなかなか見ることが出来なかった
スーパーなプレーだった。
3分イタリアが左コーナーキックから
ショートコーナーを使い、
トッティがクロスを上げカンナバーロが合わせるも枠に飛ばず。
ディフェンスでは幾度と無くカンナバーロの高いジャンプからの
ヘッドというのは見られたが、やはりこの大会で一度は
セットプレーからあのヘッドでゴールというのを見てみたかった。
4分再びアンリが3人をドリブルでかわし
ペナルティエリア内に入るもここはザンブロッタが
クリアし打たせてもらえなかった。
11分ビエラがハムストリングを痛めディアラと交代する。
フランスとしてはこれまで全ての試合で
攻守に活躍していたビエラを早い時間に失い
更には交代カードも1枚失ってしまうという
ダブルで痛い負傷となってしまった。
そしてここでリッピが動き
15分ペロッタに代えデロッシ
トッティに代えイアキンタ投入
と思い切って2枚代えを行う。
この交代は早すぎるという意見もある様だが
この少し前の時間帯からイタリアの運動量が極端に落ち
これまでの様な守備が出来なくなり
更にセカンドボールも殆ど拾われ完全に押し込まれてしまい
苦しい展開が続いてただけに、決して早い交代ではなかったと思う。
事実この交代後、イタリアはポゼッション率を回復し
押さえ込まれなくなり多少楽な展開にはなった。
それにしても、この時間帯に調子が悪いと判断したら
トッティでも誰でも関係なくズバッと交代させれてしまうのは
リッピはやはり凄い。調子の上がらない選手を交代させるというのは
単純に考えれば当たり前のことだが、
トッティがチームの中心選手であることに加え
これまでこの大会でチームの攻撃の軸となる選手を
交代させてしまうと結果を残せていないチームが多く
更には大舞台。決断するには普段の試合の何倍もの決断力が必要なはずだ。
17分アンリがカンナバーロと一対一になると
フェイントで横に振りコースをあけるとシュート!
しかしこれはブッフォンセーブ!
この場面はアンリ×カンナ&ジジというマッチアップで
かなり迫力があった。
26分この時間帯になってくると今度は逆に
フランスがセカンドボールを拾えなくなり
カウンター狙いに切り替える。
30分ディアラがトニと競り合った際に
ボールが手に当たりハンドをとられイエローを受ける
40分カモラネージに代えデルピエロ投入
イタリアは3枚目のカードを使い
この後はピッチ上の11人だけで戦わなくてはならない。
45分その後ロス2分を消費し
後半終了

 結局両チーム90分戦っても流れの中で
決定機を作ることが出来ず
ゲームは延長戦へ突入

延長前半開始
8分リベリが自ら持ち込み
ペナルティエリア左角から右足でゴール右を狙い
シュート!ボールはブッフォンの手の僅か外を通り
さらにポストを右にかすかに外れた。
この時間になると流石に両チームかなり疲れ
足も止まりスペースもあちこちに出来だす。
9分リベリに代えトレゼゲ投入
13分ペナルティエリア前でジダンがボールを受けると
右サイドのサニョルへはたき自分はペナルティエリア内へ
走りこむそしてサニョルのクロスをフリーでヘッドするも
ブッフォン片手でファインセーブ!
飛んだコースが真ん中よりで多少甘かったが
ブッフォンからしてみたら弾き出せるギリギリの位置だった。
この後のコーナーキックもブッフォンが飛び出しクリアし
15分ロスタイムは無く
延長前半終了

 両チーム後半中盤でかなり疲れが見えていただけに
ここまでくると完全に気力の勝負になり
集中力を切らした方が負けるという戦いだった。

延長後半開始
1分アンリに代えビルトール投入
ここでフランスは3枚を使い切る
リッピと違いドメネクは120分を視野に入れ
選手を投入するタイミングを見計らっていた。
そして5分。
ご存知の様にジダンがマテラッツィに頭突きをかまし
主審は見ていなかったもののフォースレフリーに確認し
一発レッド!退場!!
ジダンの現役はこの瞬間終わりを告げた。
それにしても良い悪い別にして
絶対誰も忘れない現役最後のプレーだった。
ちなみにこのマテラッツィとジダンのやりとりは
賛否両論あるだろうし一方的にどちらかが悪いというのは無いだろうけど
この試合最後までピッチ上に立っていたのはジダンではなくマテラッツィだった。
ここまでのものを認めてしまうのかどうかは別として
プレー以外の駆け引きもFootBallの一部だとは思う。
話を試合に戻すと
6分にイエローを受ける
14分ビルトールが右サイドからクロスを上げるが
これは長すぎ16分ロス1分を消費し
後半終了

 120分でも決着がつかず94年アメリカ大会以来の
決勝でのPK戦突入となった。
ちなみにその94年決勝を含めイタリアはW杯で
PK戦での勝利は無い。

PK戦開始
ゴールは右側のゴールを選び
まずは1本目。先攻はイタリア、キッカーはピルロ。
短い助走から右足でゴール真ん中上へ蹴り
バルテズも左(キッカー目線)へ飛ぶが触れずゴール!(1-0)
後攻はフランス、キッカーはヴィルトール。
ボールをセットすると左にいるレフリーの方を
2度、3度と見直しホイッスルが鳴ると右足で
ゴール右へ蹴り、ブッフォンは右へ飛びゴール!(1-1)
2本目、イタリアはマテラッツィ
ボールをセットすると長めの助走から
左足を強く振り抜きゴール右へバルテズがギリギリまで
粘り右へ飛ぶもスピードのあるボールはバルテズが届くよりも早くゴール!(2-1)
後攻フランスはトレゼゲ。
ボールをセットすると10歩下がり、
小刻みなステップから右足でゴール左上へ
ブッフォンは右へ飛ぶと
ボールはバー直撃!ジダンの先制点の時の様に
下へ叩きつけられるが、これはラインの前。
ブッフォン右手でガッツポーズ(2-1)
3本目イタリアはデロッシ。
ゴール左上を狙い右足を迷い無く振り抜き
バルテズ反応するもこのコースは取れない。
トレゼゲが直前に外したコースとほぼ一緒のコースへ
あれだけのシュートを打てるのは凄い。(3-1)
後攻フランスはアビダル。
短い助走から左足でゴール左へシュート
ブッフォンは1度左へフェイントを入れ右へ飛び
ゴール(3-2)
4本目イタリアはデルピエロ
長い助走から右足でゴール左へ
バルテズは右へ飛びゴール!(4-2)
これを外せば負けが決まるフランスはサニョル
右足でゴール右へ蹴り
ブッフォンはゴール左へ飛びゴール
決めた瞬間サニョルが吼えた(4-3)
5本目これを決めれば優勝が決まるイタリアの
5人目はグロッソ。
長く直線的な助走から左足でゴール右へ
バルテズは左へ飛びゴール!
この瞬間イタリア優勝決定!!
24年ぶりにエンブレムの星が1つ増え4つになった。

 今大会の64試合、最後を締めくくるゲームは
波乱もありながら全体的には決勝戦らしい決勝戦となり
MOMにはピルロが今大会のMVPにはジダンが選ばれた。
しかしこの日の主役はやはりマテラッツィだろうか。
個人的にはブッフォンにMVPを取って欲しかったが、
PK1本も止められなかったからな・・・^^;;
なにはともあれアッズーリの優勝で
今大会は無事幕を閉る事に。
そして各国は大陸別の選手権を当面の目標に
南アフリカ大会へスタートを切った。


     イタリア1−1フランス
19'マテラッツィ(5−3)7'ジダン
          PK


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